女子の慶應附属中学受験について

どうもオワコン父さんです。

長女は、新しい学校生活に毎日刺激を受けながら楽しく過ごしています。周りのほとんどがSAPIXか早稲田アカデミーという不都合な真実ではありますが、苦しい受験を乗り越えたことにお互いが認め合うという構造でしょうか。

非常に毎日が楽しいとキラキラしている姿を見るとなんとも羨ましい気持ちになります(笑)

さて、今回は、慶應附属校(我が家は女子)についてです。

最近は付属も人気が回帰しており、ご検討される方は多いのではないでしょうか。ただし、4年生から苦労して勉強し、相応の力をつけてくるとなんとも言えないというのが慶応です。早稲田やMARCHにはない魅力がありますよね!

女子で慶應附属となりますと、選択肢は二つになります。

慶應中等部(三田)、慶應湘南藤沢中等部(SFC)になります。

どちらも、ほぼ100%慶應大学に進学することができますので、大学受験がない分その時間の使い方により、有意義に過ごすことができます。

また、女子は男子と比較すると非常に募集枠が少なく入りづらいというのも特徴であり、S偏差値では女子ではSFCは62、中等部は64とかなり高い部類になります。

受験する方におかれましたは、下記は参考にしていただけるのではないかと思い記事にさせて頂きました。

結論から申し上げると、女子は特に悩ましい状況に陥ることになると思います。

理由は、3つあります。

1. 問題が独特で、個別の対策が必要

2.  2次試験があり、進むと二日間を消費してしまう(しかも二次で半分落ちます)

我が家では、結局、両方受験しSFCは合格をいただき、中等部はに2次試験で落ちてしまいました。(結局SFCも進学しないことにしました)

5年生の頃に、SFCの文化祭に行き、雰囲気を大変気に入り志望度が高く、受けたいと言われ、「遠い、、、、」と思いましたが、初めて自分から受けたいと言った学校だったことと、試験が2/2で特段他に行きたいところもないということだったので、漠然と第一志望としてきました。

振り返りますと、ここがよくなかったです。

1に記載の通り、受験問題は独特です。問題は非常に簡単ですが、類似の学校がなくかなりやり込みが必要です。我が家では、6年生の夏休み時点では、SFCが第一志望として他は偏差値なりに選べばいいんでないの?というかなり曖昧な状況で秋のSSに突入しました。

しかし!!夏明け以降過去問を解いて見ると、これやり込んでも慶応の対策にはなるものの、S偏差値60オーバーの他校には全く通用しないことに気付かされるのです。

結局、当時Sの担任からは、普通に考えれば1日を女子学院、3日中等部もしくは筑波が妥当でしょうとの意見をもらいましたが、どちらも娘の好みではなく改めて悩むことになってしましました。

2日、3日に慶応を持って来ると4、5日は1次が通過すると自動的に併願がでいない状況となり、1日にリスクをとることが非常に難しくなります。

我が家では、1日校を共学難関校に設定し、SSもそのクラスに途中変更して、慶応対策はSFCを中心に私がやることにしました。

ただし、1月の明の星の合否次第では、1日の難関校回避というパターンも想定しつつです。

最後に、もう一つ思いがけないのが、入学書類の提出です。このデジタルの時代に、手書きの入学願書と活動報告書なるものを書かせられ、さらには提出期間が超タイトというところです。正月に福沢諭吉の書籍を3冊ほど読み込み、慶応の見学の意義を自分なりに解釈して文章に落とし込んでいくという作業を丸2日かけて行いました。

受験事前準備、1次受験日、2次受験日、合格書類受取と何度もSFCに足を運んだのに、、、結果は辞退するとは。。。。

まぁいい勉強になりました。

慶応受験を考えているご家庭は非常に多いと思いますが、受けてわかったことは、ほぼ筆記で決まると考えていいと思います。

我が家では娘の自己評価ですが、SFCはほぼ満点、中等部は8割程度という感触でした。慶応合格には最低8割5分、望ましくは9割が必要と目標を設定しておりましたが、1日にふたつ合格をもらい、2日のSFCも合格を確信している中でかなりふわふわした状態で望んだ結果、算数が7割そこそこだったそうです。

その話を聞いて、2次で落とされるなと思いながら呼ばれるのも非常に辛いものがあります。

早ければ、1日で終わる子もいる中で、我が家では2月1日から2月7日までフルで戦ったので、精神的にも非常に長い長い時間でした。

慶応シリーズでは面接や活動報告書などについても記事にしたいと思いますので、また読んでいただけると幸いです。

 

ちなみに、夏休み中に福沢諭吉の学問のすゝめと福翁自伝の2冊を親子ともに読んで置くことをお勧めします。慶応の教育概念はほぼ学問のすゝめで説明されている通りですし、だからこそこういう入試問題なのかということが良く理解できます。共感できれば志望度も上がり、秋以降の過去問対策に熱も入るのではないでしょうか。

では今日はこの辺で

 

 

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