こんにちは。オワコン父さんです。
今回は理科の勉強法の考え方についてまとめてみました。
(実際は、現在も苦労しておりますが)
理科は単元という軸と学習方法という軸でマトリックスに分けることができます。
単元軸
大分類 生物/地学/物理/化学
小分類 (生物)種子の構造/発芽の条件/植物の分類///人体など
学習方法の軸
知識系と解法系
知識系は、都度テキストに添付されているデイリーステップおよび各種問題を解いて解いてたたき込むようにしましょう。テキストの説明文を読み込むよりも問題を解きながら、参考書として説明に戻るという使い方にしましょう。そうでないと他の教科への時間配分が不足します。
特に、4年生の間は、作図やスケッチ、実物やその写真、実際の動いている様子(YOUTUBEなど)をたくさんインプットして、頭でイメージが思い浮かぶようにすることが大事です。
例えば地学では、同じ川の上流や下流に行ってみて石の違いをみたり、V字谷や扇状地に出かけてみたりと。(社会と組み合わせると効果的)
また、磁石なども、実際に買ってきて磁力がどの方向に働いているかなこれもイメージできることがのちに力になります。
サピックスでは、4年〜5年にかけてほぼ6年生までの単元を終えますが、2年間で各単元がだいたい3〜4周します。
例えば、月・太陽・星などは、最初は基本的な知識と位置関係を身近な現象などと絡めながら理解する。次の周では、その位置関係によるおこる現象(月の満ち欠けや日食、月食など)を考察する問題。そして最後に、本番の試験で出題される問題演習といった感じです。これを2年かけて都度理解を深めて行きます。
ここからがポイントです。
実際問題、理科は5年生2学期くらいから差が出始めます。
なぜか。
物理と化学(計算)がわんさか入ってくるからです。
正直サピックスの上位層(アルファクラス)の子供達の勉強量からすれば、知識系の問題ではほぼ差がつきません。
(これは国語でも同じ。国語のマンスリーなどで1、2は言葉ナビなどの知識系なんですが、基本的には満点です。(配点は高くないですが))
いわゆる物理・化学の解法系問題をいかに苦手な単元にしないかというところが勝敗の分かれ目になります。そのため、じっくり勉強できるように物理系、化学系は講習に合わせて深くなって行きます。
解法系単元
地学 太陽の動き、月の動き、星の動き
物理 (電気)電気回路、方位磁石、電磁石、発熱、
(力学)てこ、振り子、バネ、滑車、浮力
化学 中和、物の溶け方、気体の発生
上記の単元は、4年生のうちは、その計算を解くための周辺知識習得になるので、親御様も一緒になって原理原則を理解するようにしましょう。
4年生のサピックスのマンスリーテストでは、差をつけるためにかなりマニアックな問題も出題されますが、そこを埋めるためにテキストの隅々まで読み込むよりも真因追求が鍵となります。
頑張れ!親。
今回の記事は以上です。