SAPIXシリーズ 広尾学園の兄弟校が開校する?

どうもオワコン父さんです。

今日は、先週「え?」というニュースがありましたのでその共有でございます。

最近中堅校として人気が高まっております広尾学園に、新たな分校が開校されるというもの。その名も

広尾学園小石川

ん? これは。。。

渋谷教育学園幕張、渋谷教育学園渋谷と同じような。。。

背景としては、同地にある村田女子高等学校をリニューアルして、広尾学園として新たに開校するということだそうです。

すでに村田女子学園のHPでもリリースされておりますね。

http://murata.ac.jp/hs/koishikawa/

中学、高校共に共学として開校するとのことで、おそらく本家広尾学園と同様のコース設定になるのではと考えられます。

場所は、三田線千石駅から徒歩5分、JR駒込から徒歩10分ほどのところにあります。

 

実は、このエリアの受験生は、超難関校はありますが、中堅校不在というエリアでありマーケテイングの観点からはなかなかいいところに目をつけたなという印象ですね。街柄も文京区ということで非常に閑静な場所で、並びには文京区立籠町小学校や裏手には都立の難関でる小石川高校が、同じブロックに文京区立昭和小学校など学校が集まっているエリアであり、六義園が近いなどなかなか街として洗練されている場所でもあります。

村田学園としては、なかなか運営が行き詰まっていたんでしょうね。何回か学校名を改名しては、もめたり、近年は中学校の募集を停止したりと迷走していた印象です。同じレベル感では、すぐ近くに文京女子があり、レベルは低いものの、スポーツやインターナショナルな教育に力を入れ生き残っていた中では、大きな学校改革が必要だったのでしょう。

もともと広尾学園も、順心女子であったところから約10年かけて今のポジションを築き上げてきました。広尾学園の経営方針はかなりの部分を渋谷教育学園を参考にしており、フォロワーとしての戦略で、渋幕・渋渋の受け皿になる施策が奏効したと考えられます。

今回の広尾学園小石川は、渋谷教育学園が実践した渋幕の成功を元に、渋渋をブランド化したことも先行事例もあり、学校のブランディング強化することで上位層の受験生を少しずつ集めて合格実績を積み上げて、両方のレベルを上げるという戦略をフォローしたのでしょう。

両校は、2018年の4月に連携協定を締結し、2019年4月に広尾から学園長を送り込んでおります。2018年に中学募集停止したことは、もともとこの計画があっての一連のアクションであったんでしょう。

教育連携の記事

https://www.hiroogakuen.ed.jp/weblog/archives/30237

受験日程は、まだ決定しておりませんが、難関校の滑り止めとしてはなかなかいい選択肢になるのではにでしょうか。特に、東京北東エリアで、本家広尾の1日午後受験を予定している方で、ちょっと距離的にも体力的にもどうかな?三田国際は遠いという方にはいい選択肢ができたのでは無いかと考えられます。

いずれにせよ選択肢が増えることはいいことだと思いますので、続報に期待しましょう。

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