どうもオワコン父さんです。
今日は、昔々に体験した経験をもとに、新聞を含めたニュースの捉え方について記事にしたいと思います。
例えば、昨年あったある日の記事
「韓国に対して、対抗措置半導体製造材料など輸入制限」
という見出しの一面記事や速報を見たとしたら、皆さんは、どのように捉えますでしょうか。
①また韓国と喧嘩しているな〜。つば競り合いばかり。。。
②歴史的には解決済の問題に対して、相手が言って来るんだから当然だ!
だいたいがこんな感じではないでしょうか。
金融に携わる人間は下記が正解です。
・半導体材料&韓国!何を規制対象にするんだ!?
・半導体製造にかなり影響が出るな。サムスンとSKハイニクスの生産が止まったら世界中のメモリやDRAMの需給が不安定になるじゃないか!
・影響の出る分野はスマホ、PC、データセンターなど数兆円規模だな。
・代替策として東芝、や台湾あたりか。生産能力は足りるのか。
・・・・・・
こんか感じでどんどん掘り下げていきます。
もし、自身の取引先に周辺ビジネスに少しでも依存している企業がいれば、事実等の影響確認や対応策について議論し、提案につなげて行きます。
世界はかなり複雑につながっています。どんなニュースでも、必ず初期的考察をするくせをつけ、わからないことがあれば調べて知識として蓄積して行きましょう。
特に、貿易統計などはほとんどが省庁などのHPで公開されています。
就活生や若手の多くは、地頭をよく見せようとフェルミ推定などはバッチリやってますが、こういった事実や事象を一つ一つ掘り下る好奇心やアンテナがかなり下がっているのが事実です。投資銀行では、若手であれば全く知見のない業界の提案資料を作成することも多くあります。
仕事の現場では、円高進行した場合の日本の個別企業への影響を10個くらいスラスラッと出てくる方が大事です。
例えば、トヨタが円高に対してどのような決算影響があるのか。
それはなぜか?など。
フェルミ推定よりも楽しいですよ。ぜひ日々のトレーニングの参考にしてください。