サピックスのクラスヒエラルキーって大学まで続くんです

こんばんは。オワコン父さんです。

今日は、子供のサピックスでの奮闘ぶりを見て、この構造どこかと一緒だなぁと思ったので、その点について解説したいと思います。

私は、いわゆる金融に勤めているのですが、見事なまでに学歴社会です。

(これが悪いとも言えるのですが)

たとえば、チームのメンバーは、東大、京大、慶應、以上です。

これまでたどった部署でも、上記に加えて一橋、早稲田でほぼ9割で、それ以外ですとそもそも学生の少ない上智、ICUくらいでしょうか。

MARCHとなるとかなり少なくなっています。(明治は多少いるかもです)

ただし、これだけは言えるのが、外コンや外銀にいるような、いわゆる天才宇宙人みたいな人はほぼいません。(いたとしてもすぐ辞めてしまいます。)

さらに、会社での成果も学歴順ということもありません。

何が言いたいかと言いますと、頭の出来不出来で大学が決まっているということではないということです。

ただ単純に中学受験〜大学受験の時間軸で序列で、勉強の質×時間の積が大きかっただけなのです。

話をサピックスに戻しましょう。

下のスライドをご覧ください。

サピックスのクラス編成は、左の棒グラフの通り、アルファと呼称されるクラスとAを最下層としたアルファベットのクラスになります。

校舎により多少の前後はあると思いますが、概ねαクラスは偏差値60以上、FとGの間が偏差値55といった感じになっています。

このクラスの変動を見てみるとあることがわかるのですが、大きく3つに分けられます。(実際は、第二ブロックも上位下位の二つに別れます)

第1ブロック α1とα2の半分  偏差値65以上

第2ブロック α2〜G              偏差値55~65未満

第3ブロック F以下    偏差値55以下

このブロックは、社会の構造と同じで、第1ブロックの子供達は入塾小3の2月からほぼ顔ぶれが変わりません。これは、勉強量もさることながら本当に地頭力も高い集団になります。毎月のテストの点数もどんどん離れていきます。だいたいどんなテストも90点以上取ってくるモンスターです。

この層は、ほぼもれなく開成・筑駒・桜蔭に進学します。おそらく、進学後は鉄緑会でも上位に入り、理3に入ってしまう子供たちであると確信してしまうほどです。

問題は第2ブロックと第3ブロックです。

最初に第3ブロックにいる方で、勉強しているのになんで点数取れないのだろうと思われているご家庭は勉強の質と量を相対的な視点で点検しましょう。この点検を5年生の夏までにできていなければ、這い上がるのは相当難しいです。解決策としてセカンドスクールに入れられる御家庭もありますが、それは根本解決にはなりません。

たとえば、α2-3をうろうろしている子供は、私が見ている限りですが

5年生の秋で、平日塾ある日で朝1時間、塾帰宅後1.5時間

平日塾なし日で朝1時間、学校帰宅後3時間

休日(土日) 午前3時間、午後5時間

くらいはコンスタントに勉強してました。

このくらいの勉強量で、第2ブロックにいけてないようであれば、質の改善が重要になります。質の改善については、次回記事で書かせていただきますね。

そもそも、勉強時間が上記に到底及んでいない状況であり、第3ブロックから抜け出せない状況である場合は、時間マネジメント方法を変えるか、受験そのもののゴール設定を変える必要性がると思います。初めから上位校でなく、偏差値50程度の学校でも良いというのであればそれはそれで全く構わないと思います。

さて、本題の第2ブロックですが、ここが勝負の上位ボリュームゾーンになります。ここは偏差も小さく数点で大きく偏差値が変動しますし、順位も入れ替わります。大事なことはここで負けないような生活体制を両親も噛み込んで作り上げることが重要だと考えられます。だからこそ、中学受験は親が9割と言われる所以です。

冒頭の会社の話をしましたが、ここでの戦い方がよかったことがのちの大学に繋がっただけです。大学が全てではありませんが、入った大学で人生の幅を広げらることがわかっているからこそ親は子供に受験を進めるのです。

具体的な勉強手法を、算数を中心に次回以降の記事で書きたいと思いますのでぜひ楽しみにしてください。

また、何かリクエストあればメッセージをくださいませ。

 

本日はこれまで。

 

 

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